『家族のような絆を目指して』
これは当法人の理念の冒頭の一節です。
(ホームページでも謳っておりますので、ぜひ全文をお目通し頂ければ幸いです)
実は昨年末にローズガーデン甲子園は一般社団法人兵庫県老人福祉事業協会様の
主導のもと『サービス評価事業』という評価審査を受け、
その一環として、職員全員に業務に関すること、意識に関すること、
施設に関すること、人に関することなど多岐に渡るアンケートを実施しました。
その集計でも、理念に基づいた介護サービスの在り方については、
今一度全員で原点に立ち帰り考えていくことが必要だろうとの結論に至り、
研修のスタイルを大きく変えることになりました。
法人理念の詳細な解釈から労務関連、社会人マナー、業務内容等々・・・
1日8時間もの時間を費やして行われる研修です。
これ、全職員対象に当面毎月やります!
まずは施設長の辻村が、法人理念や概要、考え方など、施設全体として
向かうべき方向性や想いを伝えるパートで幕開けです。
引き続き、私、総務の三木が労務関連や社会人としての意識・心構えなどを話し、
特養相談員の中川によるリスクマネジメント等、
ケアマネの坂下による介護保険に関する説明と続き午前パート終了。
正直、ここまででどっと疲労も溜まるであろう密度の濃い内容ではありますが、
職員各自真剣に研修に取り組む姿勢は、我々講師側からみても、
なんだか励まされるというか、
施設運営は逆に彼らに支えられているなというありがたさも感じつつ。
午後からは管理栄養士の豊川による栄養・食事・衛星の講話、
看護師の徳田による医務に関する職務内容等の話と続き、
特養の介護副主任の坂本、フロア長の井上による、
介護現場と実務に関する研修へと進んでいきます。
「座学」に対して少々否定的な意見を聞くこともありますが、
職員全員が同じベクトルで仕事に従事するためにはこれらの研修は必要です。
正直、今までの当苑ではここまでのシステムをとってこなかったこともあり、
職務の根幹である理念に根ざしたサービスの展開という面では
職員の意識に個人差があることも否めないというのが現状でした。
サービス評価を受け、いずれ当苑の評価も公開されますが、
それが起点で、外からではなく内側の職員から声があがり、
法人の研修のスタイルの形が変わる、法人の仕組みが変わる、
というのはとても善い事だと、小生強く感じております。
ちなみに当法人の理念は、上層部が、というのではなく、
職員間で創り上げられたとっても『想い』のこもったものなんですよ。
研修を通じて職員同士が『絆』で結ばれ、
その『絆』が入居者様やそのご家族、広くは地域の皆様にまで、
広がってはじめて、我々のサービスが体現されるといえます。
まだまだ施設も2年目、未完成なところが多いですが、
職員一同、一生懸命に目の前の職務に向き合っています。
ほんのわずかで結構ですので、諸所至らない中ですが
それでも頑張る彼らに、心の中で小さな拍手を贈ってあげてください。
さらに上の次元へ、もっと前へ、もっと深く、進んでいこうと思います!
©総務室 三木