チェロとオカリナの演奏会~秋のコンサート~

以前の記事でもいくつかふれておりますが、

当苑の行事の特徴のひとつに音楽系イベントの多さというのがあります。

「音楽療法」なんていう言葉も最近ではよく耳にしますが、

そもそも音楽自体が人種や性別、年齢関係ない芸術として確立しているもので

日常にありふれたものである以上、機会が多くあって当然ともいえるでしょうか。

今回お越しいただいたのは、『音楽ボランティア・海』の皆様です。

『海』の皆さんが所属する音楽ボランティア支援センターは、

西宮市を中心とした阪神間、および神戸市、大阪市西部で、

ボランティア演奏会の企画支援等を行っておられる団体です。

今回ローズガーデン甲子園での演奏会は始めての試みでした。

昼食後のティータイムのひとときを、楽器の生演奏と歌

ゆったり過ごして頂くことをテーマに、特養、ケアハウスから多くの

ご入居者様が参加。皆さんにとって懐かしい楽曲が多々選曲されており

当時を思い出すかのように唄われる方、生演奏のあまりにも心地よい音に

少しウトウトしてしまう方、終始和やかな雰囲気で演奏会が進みます。

 

個人的な意見ではありますが、チェロにしても、オカリナにしても、

その音色はどこかメロウな雰囲気もあるせいか、

秋という季節にとてもよく映えると感じます。

普段からあちこちで演奏会をしている『海』の皆さんだからこその

場の作り方も匠でした。

そのうち楽器ができる職員での演奏会も、なんていうアイデアも

あるにはあるのですが、やはり専門家の方々の演奏には

まったく歯がたたないなあ、と改めて痛感させられた次第で(笑)。

いずれにしても音楽系イベントは今後もモリモリ実施していきます!

 

©総務室 三木

運動会っ!

『天高く馬肥ゆる秋』・・・いやいや『スポーツの秋』です、誰がなんと言おうとも!

当苑の特養も、せっかくの秋シーズンならではの催しとして運動会を開きました。

11月2日14時。2階運動会のオープニングプログラムは、いきなりの玉入れ

この種目の全国あるあるですが、ウチでもやっぱり出ました“フライング”(笑)

「まだやで~」、「音楽なってからやで」

職員があちこち声をかけて回るも、皆様まったく聞く耳持たず!(笑)。

 

もはや、赤組も白組もあったもんではございませんが、まあそれはおいといて・・・

3回戦行い1&2戦目は赤組勝利。3戦目の前に劣勢の白組に、本来赤組の応援団が

タンバリンたたいて白組の応援に加わる謀反が勃発

更には悪徳(?)職員の謀略により、

予めカゴの中になぜか大量の白い玉が入った状態で3戦目開始。。。

・・・3戦目は“見事に!?”白組が圧勝したのでした・・・

時を同じくして3階では輪投げ始まりました。

職員が手作りした、いびつ極まりない輪っか、それはもうまっすぐ飛ばない飛ばない。

入居者様もこれにはひと苦労。いい汗かきながら輪を投じます。

運動会定番のプログラムではありますが、“パン食い競争”なんかも行われました。

もちろん、パンはゆ~っくり、飲み物付で出させて頂きましたが(笑)。

運動会は去年は実施していないイベントだったので、今年始めての企画でしたが、

どんなプログラムなら、無理なく皆様に喜んで頂けるか、

どのような種目にすれば、怪我なく安全に楽しんで頂けるか、

各ユニットの職員は随分前からアイデアを出し合い、創意工夫をこらしていました。

職員たちのファインプレーも光るイベントだったといえます。

今年は暑かった時期から一気に寒くなったこともあり、

あまり“秋”を感じさせるような感覚もなかったのですが、

この『運動会』はいずれに『大運動会』と呼べるような企画にできるよう、

恒例のイベントにしていきたいな、

とニコやかに話す職員や入居者様の笑顔が印象的でした。

 

©総務室 三木

 

ローズガーデン野球部発足!

秋深まる10月。

夏の高校野球はとうの昔に終わり、プロ野球もペナントレースを終え、

世間はハロウィンやらクリスマスやら年末に向けての慌しさやら、

さむ~~~い季節へと突入していこうかというこの時期に、

『豊中福祉会 ローズガーデン野球部』、堂々発足しました。

夏前から本格的に検討をはじめ、チームの登録やら、

ユニフォームのデザインやら、道具の選定やら、メンバー募集やら・・・

仕事の合間をぬっての準備活動を細々と続けながら、

ようやく10名強のメンバーが集まるに至り、いよいよ野球部として始動

気がつけば、すっかり寒くなってきているではありませんか!(笑)

ただ、生まれたての雛鳥チームではありますが、

甲子園出場経験をもつ職員から、野球経験なしの職員まで、

20代前半のピチピチプレイヤーから50代後半のヘナヘナプレイヤーまで、

誰もが納得のハンサムプレイヤーからそうともいえない残念プレイヤー?まで、

バリエーションは実に豊かでございます。

(↑うちのボス“施設長”の野球熟練度はさていかに!)

とりあえず数回の練習を重ね、練習試合(していただけるチームがあれば・・・)

をこなせる水準にもっていくことが短期目標。

そう、ホント寒い時期にやるんです、野球。

そう、ソレデ暑い時期にそれなりの形にするんです、チーム。

ちなみに草野球チーム『ローズガーデン』は、

職員ばかりのチームではありません。

“楽しく野球をやろう”をコンセプトに老若男女問わずどなたでも参加OK!

もちろん経験も一切不問です。

「野球したいけど、ついていけるか不安」とか

「身体を動かしたい」「なんか楽しいことしたい」と思っておられる方は

近日中に野球部の専用HPをアップする予定(あらためてご案内します)

ですので、ぜひお気軽にご参加ください。

 

©総務室  三木

避難訓練~津波対策~にて

11月1日。皆様の携帯電話も災害訓練でアラームが鳴り響いたかと思います。

当苑もこれに併せて避難訓練を実施しました。

今までも地震訓練は定期的に実施し、防災設備の作動確認や消防機器の扱い等の

訓練を行ってきましたが、今回は当苑の立地上避けては通れない「津波」を

想定とした訓練を盛り込みました。

当苑は1階がデイサービスセンター、2階、3階が特別養護老人ホーム&ショートステイ

であるため(4階がケアハウス)、

移動に車椅子が必要な方も多く入居・ご利用されています。

つまり、津波の場合、下の階で

身体が不自由な方々をどのように避難誘導するのか、

というのが大きな課題でもあります。

そこで、まずは介護スタッフに『実際に体験してもらおう』と、

車椅子ごと、非常階段を使って上のフロアに避難するケース訓練を実施。

ひとくくりに車椅子といっても、通常のタイプやリクライニングタイプなど

様々なタイプがあり、きちんと理解して扱わないければ、

折角の避難行動もかえって事故に繋がる可能性があります。

職員は十分にその点に留意しながら訓練を進めます。

また、避難誘導には当然ながら女性も加わります。

非力な女性職員でも、力の加え方で車椅子を引き上げることが可能です。

当苑は4階建、車椅子に人を乗せた状態でフロアを階段で上がる、

というのは想像以上に体力を消耗します。

無論、入居者様・ご利用者様は勿論、

誘導にあたる職員が被害にあわないように

安全面に最大限配慮することも重要です。

起きてほしくない災害ではありますが、有事の際に、

少しでも心にゆとりをもって冷静に、適切な行動がとれるよう、

我々職員もあらゆるケースを想定して、訓練を重ねていこうと思います。

 

ちなみに、ベビーローズの子たちも今回の避難訓練は合同で行いました。

ベビーちゃんたちにとっては、さすがに避難訓練という感じではなく、

さしずめ上のフロアへの『探検ごっこ』な感じだったでしょうか。

ピリッとした訓練にあって、彼らの笑顔は入居者様、職員の気持ちを

和ませてくれていました!

 

©総務室 三木