皇太子ご夫妻を沿道でお出迎え

高校野球が開幕しました。

今年は100回目の記念大会ということもあり、皇太子さま雅子さまが

開会式にご出席なされました。

開会式のあと、武庫川女子大学付属中学校高等学校さんにお見えになる

ということで、向かいにある当施設の前をお通りに。

 

ふだんは比較的閑静な通りなんですが、この日ばかりは

少し前から道路を封鎖し、厳重な警備体制が敷かれちょっと緊張感のある雰囲気・・・

ではありましたが、実は警察の皆様の思いやりで、沿道のひと区画を

当施設ご入居者様専用場所として確保してくださいました。

それがまた皇太子ご夫妻が乗り降りされる真正面!

めったとない機会に、ご入居者の皆様も大盛り上がりで酷暑なんてなんのその

今か今かとお待ちしているうちに、ついにその瞬間が!

続々と通り過ぎる車列の中に、しっかりお目にかかることができました。

(上の画像ではちょっとわかりづらいかもしれませんが)

午前中のお出迎えに続き、午後はお見送りということで再び特等席へ。

 

皇太子ご夫妻も、こちらにお気づきいただけたご様子で、

手を振ってお応え頂きました。

目の前を通過される雅子さま、とってもお綺麗でした!

・・・ご入居者様の盛り上がりももちろんでしたが、

実はテンションMAXになっていたのは、職員のほうだったことは

ここだけの秘密、ということで。

え?だれでも閲覧できるブログで言うな、って失礼しました~(笑)

 

©総務室 三木

職員研修で『家族のような絆を目指して』

『家族のような絆を目指して』

これは当法人の理念の冒頭の一節です。

(ホームページでも謳っておりますので、ぜひ全文をお目通し頂ければ幸いです)

実は昨年末にローズガーデン甲子園は一般社団法人兵庫県老人福祉事業協会様の

主導のもと『サービス評価事業』という評価審査を受け、

その一環として、職員全員に業務に関すること、意識に関すること、

施設に関すること、人に関することなど多岐に渡るアンケートを実施しました。

その集計でも、理念に基づいた介護サービスの在り方については、

今一度全員で原点に立ち帰り考えていくことが必要だろうとの結論に至り、

研修のスタイルを大きく変えることになりました。

法人理念の詳細な解釈から労務関連、社会人マナー、業務内容等々・・・

1日8時間もの時間を費やして行われる研修です。

これ、全職員対象に当面毎月やります!

まずは施設長の辻村が、法人理念や概要、考え方など、施設全体として

向かうべき方向性や想いを伝えるパートで幕開けです

引き続き、私、総務の三木が労務関連や社会人としての意識・心構えなどを話し、

 

特養相談員の中川によるリスクマネジメント等、

ケアマネの坂下による介護保険に関する説明と続き午前パート終了。

正直、ここまででどっと疲労も溜まるであろう密度の濃い内容ではありますが、

職員各自真剣に研修に取り組む姿勢は、我々講師側からみても、

なんだか励まされるというか、

施設運営は逆に彼らに支えられているなというありがたさも感じつつ。

午後からは管理栄養士の豊川による栄養・食事・衛星の講話、

看護師の徳田による医務に関する職務内容等の話と続き、

 

特養の介護副主任の坂本、フロア長の井上による、

介護現場と実務に関する研修へと進んでいきます。

「座学」に対して少々否定的な意見を聞くこともありますが、

職員全員が同じベクトルで仕事に従事するためにはこれらの研修は必要です。

正直、今までの当苑ではここまでのシステムをとってこなかったこともあり、

職務の根幹である理念に根ざしたサービスの展開という面では

職員の意識に個人差があることも否めないというのが現状でした。

サービス評価を受け、いずれ当苑の評価も公開されますが、

それが起点で、外からではなく内側の職員から声があがり、

法人の研修のスタイルの形が変わる、法人の仕組みが変わる、

というのはとても善い事だと、小生強く感じております。

ちなみに当法人の理念は、上層部が、というのではなく、

職員間で創り上げられたとっても『想い』のこもったものなんですよ。

 

研修を通じて職員同士が『絆』で結ばれ、

その『絆』が入居者様やそのご家族、広くは地域の皆様にまで、

広がってはじめて、我々のサービスが体現されるといえます。

まだまだ施設も2年目、未完成なところが多いですが、

職員一同、一生懸命に目の前の職務に向き合っています。

ほんのわずかで結構ですので、諸所至らない中ですが

それでも頑張る彼らに、心の中で小さな拍手を贈ってあげてください。

さらに上の次元へ、もっと前へ、もっと深く、進んでいこうと思います!

 

©総務室 三木

餅つき大会’18

1月7日(日)。正月の中では「松納め」と呼ばれる日なのだそうです。

当苑では今年飾ってませんが、お正月を彩る門松を片付けるタイミングなのだとか。

ちなみに松の木は生皮を臼でついて柔らかくして水に漬け、

残った汁を皮でこし、干してできた粉を使い餅にして食べる習慣もあったそうですよ。

・・・ってな訳で、松の木の粉の餅ではありませんが、

今年もやりました『餅つき大会』!

2年目のイベントってことで、今回は事前の準備も万全。

 杵と臼、去年に引き続き登板

 電動餅つき機の台数は去年の2倍

 何よりスタッフの“手際”と“小慣れ感”!

などなど着々とスタンバイを整え、厨房では続々と大量のもち米が炊き上がります。

 

1階正面玄関にセットされた臼に炊きたてのもち米が「いらっしゃ~い!」

『そしていよいよ餅つきがスタートするんですよお。。』

『な~~に~~!? やっちまったなあああ!』   ←わかる人は通です。

 よいしょおおおお!『ぺったん』

 こらしょおおおお!『ぺったん』

みるみるうちにモチモチの餅ができあがります。

 

食堂に運び込まれた大きな餅の塊を手練のスタッフが切り分けていきます。

入居者様用には食べやすいちいさめサイズ、

一般のご来場者の方用には食べ応えのあるサイズ。

 卓上一面に餅が並ぶ様は壮観です!

今年は去年に引き続き、ぜんざいのふるまいをさせて頂きましたが、

今回はぜんざいに加えて『粕汁』が登場。

当苑の粕汁は、給食で我々職員も頂くのですが、これがまたすんごい絶品で。

身体の芯から温まるので、今回のイベントで提供してみては、

とのことで今イベントでぜんざいと併せてご提供させて頂きました。

 

お召し上がりいただけた皆さん、いかがだったでしょう?

また来年もご提供できるようにしていきたいと思います!

 

入居者の皆様にも楽しんでいただけましたが、

今年は前回より少し規模を広げたこともあって、

一般の方々もたくさんご来場いただきました。

餅つきでは、小さなお子様たちも頑張って杵で餅をついてくれたり。

炊きたての餅を臼杵でつくという機会はめったにないと皆様に喜んで頂けて。

地域のイベントとして、この企画が来年以降も定着していけばいいな、と

我々もあらためて想いが強くなりました。

2018年、始まったばかりですが、また来年も餅つき大会、やりますよ~!!

 

©総務室 三木

 

新年明けましておめでとうございます!

平成30年が開幕致しました。

みなさま、明けましておめでとうございます。

当苑も開設より2回目のお正月を迎えることができました。

日頃の皆様のご協力があってこそと、職員一同感謝申し上げます。

 

毎度のことではありますが、ちょっと前はクリスマスで北欧風全開

数日の内に元旦で和風全開

冷静に考えると日本人ってホント器用な人種だと思います(笑)。

ローズガーデン甲子園も、年末から一気に和風モードに突入しました。

中でも最大のハイライトは・・・

 

エントランスに配置した、おお~っきな金屏風

大阪の姉妹施設ローズガーデン条南苑から持ち込んだものなのですが、

どうでしょう? 結構しっくりきていませんか?

インスタ映えならぬ『ローズ映え』ってところでしょうか(笑)。

本物は写真以上に壮観ですよ!

 

もちろん、正月イベントもあれこれ開催しました。

おせち料理。我々職員も食べましたが、これがまた贅沢でキレイで美味!

書初め。まあ、定番といえば定番ですが、この“ベタ”こそが正月のいいところですね♪

今年はどんな1年になるか・・・

きな臭い出来事や、いやなニュースが世間を賑わすこともあるかもしれませんが、

それでもあと12ヶ月後に、「今年もええ1年やったなあ」って、

きっと笑ってこのブログを掲載していると思います。

それを確信させてくれる、ケアハウスの入居者皆様の集合写真とともに

今年も明るく元気にいきましょう!!

 

©総務室  三木

 

【お知らせ】ローズガーデン甲子園餅つき大会

毎年恒例の!!(・・・とはいっても、ウチ、まだ2年目の施設なんですが・・・)

平成30年のお正月もやります『ローズガーデン甲子園餅つき大会』!

去年大盛況でした“もちつきパフォーマンス”はもちろん、

つきたてのお餅で作るぜんざいと、寒~いこの季節にピッタリのあったか粕汁の

ふるまいイベントもあります。どなたでも参加OKですので、ぜひお気軽にどうぞ!

新春餅つきポスター一般2018

チェロとオカリナの演奏会~秋のコンサート~

以前の記事でもいくつかふれておりますが、

当苑の行事の特徴のひとつに音楽系イベントの多さというのがあります。

「音楽療法」なんていう言葉も最近ではよく耳にしますが、

そもそも音楽自体が人種や性別、年齢関係ない芸術として確立しているもので

日常にありふれたものである以上、機会が多くあって当然ともいえるでしょうか。

今回お越しいただいたのは、『音楽ボランティア・海』の皆様です。

『海』の皆さんが所属する音楽ボランティア支援センターは、

西宮市を中心とした阪神間、および神戸市、大阪市西部で、

ボランティア演奏会の企画支援等を行っておられる団体です。

今回ローズガーデン甲子園での演奏会は始めての試みでした。

昼食後のティータイムのひとときを、楽器の生演奏と歌

ゆったり過ごして頂くことをテーマに、特養、ケアハウスから多くの

ご入居者様が参加。皆さんにとって懐かしい楽曲が多々選曲されており

当時を思い出すかのように唄われる方、生演奏のあまりにも心地よい音に

少しウトウトしてしまう方、終始和やかな雰囲気で演奏会が進みます。

 

個人的な意見ではありますが、チェロにしても、オカリナにしても、

その音色はどこかメロウな雰囲気もあるせいか、

秋という季節にとてもよく映えると感じます。

普段からあちこちで演奏会をしている『海』の皆さんだからこその

場の作り方も匠でした。

そのうち楽器ができる職員での演奏会も、なんていうアイデアも

あるにはあるのですが、やはり専門家の方々の演奏には

まったく歯がたたないなあ、と改めて痛感させられた次第で(笑)。

いずれにしても音楽系イベントは今後もモリモリ実施していきます!

 

©総務室 三木

ローズガーデン野球部発足!

秋深まる10月。

夏の高校野球はとうの昔に終わり、プロ野球もペナントレースを終え、

世間はハロウィンやらクリスマスやら年末に向けての慌しさやら、

さむ~~~い季節へと突入していこうかというこの時期に、

『豊中福祉会 ローズガーデン野球部』、堂々発足しました。

夏前から本格的に検討をはじめ、チームの登録やら、

ユニフォームのデザインやら、道具の選定やら、メンバー募集やら・・・

仕事の合間をぬっての準備活動を細々と続けながら、

ようやく10名強のメンバーが集まるに至り、いよいよ野球部として始動

気がつけば、すっかり寒くなってきているではありませんか!(笑)

ただ、生まれたての雛鳥チームではありますが、

甲子園出場経験をもつ職員から、野球経験なしの職員まで、

20代前半のピチピチプレイヤーから50代後半のヘナヘナプレイヤーまで、

誰もが納得のハンサムプレイヤーからそうともいえない残念プレイヤー?まで、

バリエーションは実に豊かでございます。

(↑うちのボス“施設長”の野球熟練度はさていかに!)

とりあえず数回の練習を重ね、練習試合(していただけるチームがあれば・・・)

をこなせる水準にもっていくことが短期目標。

そう、ホント寒い時期にやるんです、野球。

そう、ソレデ暑い時期にそれなりの形にするんです、チーム。

ちなみに草野球チーム『ローズガーデン』は、

職員ばかりのチームではありません。

“楽しく野球をやろう”をコンセプトに老若男女問わずどなたでも参加OK!

もちろん経験も一切不問です。

「野球したいけど、ついていけるか不安」とか

「身体を動かしたい」「なんか楽しいことしたい」と思っておられる方は

近日中に野球部の専用HPをアップする予定(あらためてご案内します)

ですので、ぜひお気軽にご参加ください。

 

©総務室  三木

避難訓練~津波対策~にて

11月1日。皆様の携帯電話も災害訓練でアラームが鳴り響いたかと思います。

当苑もこれに併せて避難訓練を実施しました。

今までも地震訓練は定期的に実施し、防災設備の作動確認や消防機器の扱い等の

訓練を行ってきましたが、今回は当苑の立地上避けては通れない「津波」を

想定とした訓練を盛り込みました。

当苑は1階がデイサービスセンター、2階、3階が特別養護老人ホーム&ショートステイ

であるため(4階がケアハウス)、

移動に車椅子が必要な方も多く入居・ご利用されています。

つまり、津波の場合、下の階で

身体が不自由な方々をどのように避難誘導するのか、

というのが大きな課題でもあります。

そこで、まずは介護スタッフに『実際に体験してもらおう』と、

車椅子ごと、非常階段を使って上のフロアに避難するケース訓練を実施。

ひとくくりに車椅子といっても、通常のタイプやリクライニングタイプなど

様々なタイプがあり、きちんと理解して扱わないければ、

折角の避難行動もかえって事故に繋がる可能性があります。

職員は十分にその点に留意しながら訓練を進めます。

また、避難誘導には当然ながら女性も加わります。

非力な女性職員でも、力の加え方で車椅子を引き上げることが可能です。

当苑は4階建、車椅子に人を乗せた状態でフロアを階段で上がる、

というのは想像以上に体力を消耗します。

無論、入居者様・ご利用者様は勿論、

誘導にあたる職員が被害にあわないように

安全面に最大限配慮することも重要です。

起きてほしくない災害ではありますが、有事の際に、

少しでも心にゆとりをもって冷静に、適切な行動がとれるよう、

我々職員もあらゆるケースを想定して、訓練を重ねていこうと思います。

 

ちなみに、ベビーローズの子たちも今回の避難訓練は合同で行いました。

ベビーちゃんたちにとっては、さすがに避難訓練という感じではなく、

さしずめ上のフロアへの『探検ごっこ』な感じだったでしょうか。

ピリッとした訓練にあって、彼らの笑顔は入居者様、職員の気持ちを

和ませてくれていました!

 

©総務室 三木

『認知症キッズサポーター養成講座』開催

7月31日午後、当苑で『認知症キッズサポーター養成講座』が開催されました。

夏休み真っ盛りの小学3年生、4年生、約20名のみんな

暑い中、ここローズガーデン甲子園に集ってくれました。

この企画は、西宮市の社会福祉協議会地域包括支援センター育成センター

職員の皆様を旗振り役に、当苑を会場として、

子供たちに認知症についての理解と対応を伝えることを目的とする試みです。

認知症サポーター自体はこれまでも行われていた企画ですが、

ローズガーデン甲子園ができたことで、地元の子供たちにとっても、

その先にいる保護者の方々にとっても

より企画が身近に感じられるものになったのではないかと思います。

イベントは、動画○×クイズ

寸劇などなど、子供たちを飽きさせない工夫が盛りだくさんのコンテンツでした。

認知症は、その対応ひとつで誤解を生じさせやすいものです。

子供たちに対しても同じことが言えますが、今回の中では

“あなただったらどう感じる?”というキーワードで、子供たちにも

考えてもらいやすい形がとられており、認知症に対する正しい向き合い方と、

パラダイムシフトのためのきっかけづくりになっていました。

認知症はいわば誰にでも起こりうるものです

身近に認知症で苦しむ人がいたとしても、適切な判断と行動をベースにおいた

未来の認知症サポーターがいる、という一旦が見られたことは、

我々現場スタッフにとっても安心と同時に、自分たちも未来を担う子供たちのための

より良い手本にならなければ、という想いの再認識になりました。

 

©総務室 三木

 

『シニアいきいきセミナー』を開催しました!

7月15日(土)午前9時30分より、

当苑にて『シニアいきいきセミナー』を開催しました。

会場には、先般拡張工事により広くなった当苑デイサービスセンターを使用。

定員20名で、限定的なセミナーでしたが、

おかげさまで定員を上回る皆様にご参加いただきました。

セミナーは2部構成で、第1部では、NPO法人はんしん高齢者くらしの相談室

副理事長の大迫康二先生をお招きし、

“現場から学ぶ!失敗しない終活”をテーマに講義頂きました。

「終活」という言葉は最近いろいろな場所で耳にするように

なりましたが、相続や遺言についてなど、案外知らないことって多いんです。

そのあたりを大迫先生には一般向けにわかりやすい表現でご説明を頂きました。

第2部は、当苑の居宅事業部門で相談員を務める髙尾眞と、

ケアマネージャーを務める今西美和子により、

“自分らしく生きるために”をテーマとした講話を行いました。

老後の生活に関する不安や対策などのポイントをお伝えしつつ…

手遊び歌の時間で楽しんで頂いたり。

なごやかに進むセミナーに、当苑で飼育しているペット、

まっくろウーパールーパーのウーパーも、

餌に目もくれず、終始セミナーを見入ってしまう始末(笑)。

セミナーの内容の詳細はボリューム的に、このページではとても

書ききれないので割愛しますが、皆様にとって有意義な

時間を過ごせて頂けたものと自負はしております!

長時間のセミナーの後、参加者の皆様、館内の見学ツアー

ご参加されるばかりでなく、中にはデイサービスセンター名物の

『レッドコード』体験されていかれる方もおられました。

夏まっさかりの暑さのなかではありますが、参加者の皆様の元気に

逆に圧倒されてしまう我々でした(笑)。

当苑初の本格的なセミナーでしたが、皆様の支えもあり大成功でした。

今後も皆様の『ちょっとした疑問』『聞いてはいるけどよくわからない』

お応えできるなセミナーを実施して参りたいと思います!

 

©総務室  三木