7月31日午後、当苑で『認知症キッズサポーター養成講座』が開催されました。
夏休み真っ盛りの小学3年生、4年生、約20名のみんなが
暑い中、ここローズガーデン甲子園に集ってくれました。
この企画は、西宮市の社会福祉協議会、地域包括支援センター、育成センターの
職員の皆様を旗振り役に、当苑を会場として、
子供たちに認知症についての理解と対応を伝えることを目的とする試みです。
認知症サポーター自体はこれまでも行われていた企画ですが、
ローズガーデン甲子園ができたことで、地元の子供たちにとっても、
その先にいる保護者の方々にとっても
より企画が身近に感じられるものになったのではないかと思います。
イベントは、動画や○×クイズ…
寸劇などなど、子供たちを飽きさせない工夫が盛りだくさんのコンテンツでした。
認知症は、その対応ひとつで誤解を生じさせやすいものです。
子供たちに対しても同じことが言えますが、今回の中では
“あなただったらどう感じる?”というキーワードで、子供たちにも
考えてもらいやすい形がとられており、認知症に対する正しい向き合い方と、
パラダイムシフトのためのきっかけづくりになっていました。
認知症はいわば誰にでも起こりうるものです。
身近に認知症で苦しむ人がいたとしても、適切な判断と行動をベースにおいた
未来の認知症サポーターがいる、という一旦が見られたことは、
我々現場スタッフにとっても安心と同時に、自分たちも未来を担う子供たちのための
より良い手本にならなければ、という想いの再認識になりました。
©総務室 三木